ベンガエリアの海
アクセス:リゾートのあるパシフィックハーバーへナンディ空港から車で約3時間
フィジー本島(ビチレブ)南部、パシフィックハーバーの沖にある海洋保護区シャークリーフはサメが集まるリーフとして保護されています。ここではシャークショーとしてシャークフィーディング(サメの餌付け)が行なわれており、世界各国からサメ愛好家のダイバーがやってきます。ザ・ディープの水中撮影を担当したハリウッドのスタン・ウォーターマンもその一人です。ここでは最大8種類のサメを見ることができます(下記参照)。
シャークリーフにはお客様が安全にシャークショーをお楽しみ頂けるように、壁に沿って10m、15m、30mの3つのステージが作られており、お客様はこの各ステージで横一列に並びサメの餌付けを観賞します。お客様の間には安全要員のスタッフがサメ除けのスティックを持って並びますので、もしサメが迫ってきても安心です。通常1本目は30mと10m、2箇所を、そして2本目は15m、1箇所のステージを利用します。 流れもあまりなく移動も少ないので初心者の方でも参加できます。但しガイドの指示には絶対従うことが必須です。装着する器材はなるべく黒、グレーなど地味な色のものを使用し、手袋も必ず装着します。そしてデジカメなどで撮影する場合には腕を伸ばさないように気をつけます。
時期によって見ることのできるサメの種類は違いますが、唯一、餌場が観客席より上につくってある10mステージではオグロメジロザメ(グレーリーフシャーク)やツマグロザメ(ブラックチップシャーク)が頭上をかすめてゆく迫力あるシーンを通年楽しむことができるでしょう。
シャークリーフで見られる8種類のサメ ※カッコ内はよく見られる時期
1.イタチザメ:Tiger Shark(4〜5月)
2.オオメジロ:Bull Shark(1〜3月)
3.ニシレモンザメ:Sicklefin
Lemon Shark
4.オオテンジクザメ:Tawny Nurse Shark
5.ツマジロ:Silvertip Shark
6.オグロメジロザメ:Gray Reef Shark
7.ツマグロザメ:Blacktip
Shark
8.ネムリブカ:Whitetip Shark
シャークダイビングの催行がない日は、リーフダイビングとなりパシフィックハーバーの沖合いに浮か ぶベンガ島周辺に展開する環礁、ベンガラグーンへしばしば出かけます。ベンガラグーンのリーフには豊かなソフトコーラルと若々しいハードコーラルが群生し、リーフトップではコーラルフィッシュの大きな群れが舞っている場所もあります。
透明度は水の温かい11〜4月頃で20m前後で、場所とタイミングによって潮が流れることがありますが、おおよそ穏やかです。ウミウシやフィジーの海の固有種なども観察することができ、見所は点在するウミウチワや群生するカラフルなソフトコーラル群でしょう。